親のマンション探しの日々

両親の今後の人生を考えて、都会の便利なところでの暮らしをイメージすればするほど、うちの親には絶対合ってると思った。

なんせ、ちょこちょこ出かけたり、整体に通ったり、その日に食べたいものを買いに行ったりできるのだ。車も要らない、食料を1週間分買い込む必要もない。ちょいとそこまでお蕎麦を食べに行ったり、新聞を買いに行ったりもできる。これは本気で探さねば物件を。

その日からネットでとにかく情報を集めたのだが、まず、田舎育ちの私には、「なんでこんな狭いところがこんなに高いの!」と驚く価格帯ばかりで、びっくりしてしまった。

その中で、エリア、周辺環境、特に小さなスーパーや個人病院がちょこちょこあるような、そして、散歩にでて森林浴できるような少々のグリーンもあれば尚よし、と決めてリサーチをしまくった。

その時はまだ特定の不動産屋さんには依頼はしていない。まずは自力で情報収集だ。

モデルルームのチラシが入ると、隅までくまなく見て、今時のマンションの設備とはなんだとチェック。間取りは母が不自由なく暮らせるかどうかのチェック。地方の古い築25年経った我が家とは設備の仕様が全く違う。しかし、便利でスタイリッシュなものだ。うちの母は身体は不自由だがこういう新しいものへの好奇心も強いので喜ぶだろう。ら

さて、約半年物件を探し続けた結果、理想の物件を見つけた。

築25年くらいの低層階のしっかりした作りのマンションだ。近隣の環境は願った通りだった。春は桜並木🌸夏は花火🎇秋は紅葉、、が楽しめる自然もまあまあある。

中は全部リフォーム済みで、新築同様だ。これはありがたい。あとはバリアフリーの工事などをすればすぐにでも住める。それは本当にありがたい。両親が安心して住める住居を見つけた‼️

始めは遠慮していた彼らも物件のことを話すと急に乗り気になってきた。寧ろ、早く引っ越したい、ワクワクする、と言い出した笑

さあ、あとはローンを組めるかどうか、だ。頭金は親が貯めていたものを出すという。

大手銀行でローンを組むに足りる収入かどうか、この年齢で分からなかったが、その時の私は、「なんとか絶対なる‼️」と確信していた。なんとかならなければ次の方法を考えるだけのこと。くらいポジティブに捉えていた。

担当してくれた不動産屋さんがとにかく誠実な会社で、社長さんも社員さんも私の思いを受け止めて奔走してくださった。この出会いは本当に感謝している。またリフォームする時はここに頼みたい、そう思える社長さんだった。この社長さんや社員さんのおかげで無茶と思える年齢で、親の理想の場所でマンションを購入することができたのだった。

今、両親は新しいその環境で、堅実に、でも都会暮らしを楽しんでいる。実質母はたまの買い物くらいではあるが、車椅子のまま気軽に買い物に行けることをとても喜んでいる。

無茶なことだが決めて実行したこと、これは間違ってない、と思える。あとは、はたと気づいたその後の私の経済状況は崖っぷちだということ。その現実とさてさて、どうやって向き合い、乗り越えていくか、だ。

甘い、最初から分かっていただろう?という話ではある。しかし、こうなった以上、これからのことに私は向き合うし、変えてみせる。さあ、私の遅すぎる経済革命への気づき、改革スタートだ‼️

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